
現役大学職員(@univadm)が、そんな疑問にお答えします。
本記事の内容
- 仕事は適当でいいと思って大学職員に転職してどうだった?
- 仕事は適当でいいと思っている人に知ってほしい大学職員という仕事
仕事がツラいので大学職員に転職したいです。
そんな相談を無料のLINE@経由でよく頂きます。
弊ブログからは、2020年11月現在で93名が大学職員へと転職し、累計の合格者も169名となりました。
2022年6月にこの記事を更新した現時点では、2022年だけで累計20名、合計277名が大学職員へと転職成功しました。
大学職員に転職したい理由は人それぞれで、「日本の高等教育を支えたい」というのもアリですが、多くの人は「今の仕事がツラいから大学職員になりたい」です。
ただ、別にそれでいいんですよね。
仕事が嫌、合わない、学生時代に戻りたい、就職活動をミスった。
そんなネガティブな感情を持って一度しかない人生を過ごすのであれば、そう思わない環境を探すことはとてもポジティブで素晴らしいことです。
ただ、仕事をしないという選択肢は、生活していく上でかなり厳しい。
どうしても日本は正社員文化であり、終身雇用の正社員が最も恵まれています。
じゃあ、「いまの仕事が嫌なら、大学職員に転職してみたら?」ということを弊ブログからは提案しています。
待遇面では、相当に恵まれているというのも大きな理由ですしね。
-
-
大学職員の年収ランキング|現役が解説する内部情報【2023年3月版】
続きを見る
今の仕事がツラいと思っている方向けに、現役大学職員が考えていることを書いてみました。
[st_toc]
仕事は適当でいいと思って大学職員に転職した理由
自分の人生において「仕事」をする意味を考えてみる
「仕事」が人生において、大きな時間を占めているのは、世界共通です。
日本の場合は、365日のうち120日の年間休日があったとして、245日は仕事をしています。
日本の企業において、平均的な年間休日が120日と言われていますが、業種や業界によっては年間休日100日というところも比較的多く存在しますよね。
そんなとき、人生の多くを占める「仕事」において、自分が何をしたいのか、どんな生き方をしたいのかというのはとても重要な問題です。
バリバリ仕事をして、いま在籍している会社で上までいきたいというような、上昇志向が強い方ももちろんいるでしょう。
逆に、最近の20代や30代の会社選びの軸は、プライベート重視に変わってきています。
20代が考える理想の働き方、キーワードは「プライベート」「評価」「両立」。年収が高いほど「社会貢献」が上位に。
理想の働き方・キャリアに関する頻出キーワードをランキングにしたところ、第1位は「プライベート」でした。「仕事とプライベートが両立できる働き方をしたい」「仕事は仕事、プライベートはプライベートでどちらにも集中できる環境が希望」といったコメントが多く寄せられています。(エン・ジャパン調べ)
弊ブログを読まれているということは、大学職員という仕事に興味があるか、大学職員が楽そうだから転職したいと思っている方が多いでしょう。
私自身、休みが多い仕事に転職し、ノルマや目標というものに追われずに働いていきたいと思ったので、大学職員へと転職しました。
自分の人生において、好きなときに休みを取ったり、長い休みを取得して海外旅行をすることを大切にしたかったので、大学職員へと転職したのです。
そんなワークライフバランスが高めな仕事に転職したいと思うひと向けに、今日の記事を書いてみました。
いまの仕事が嫌いなら適当でいい仕事を探したほうが楽になれる
仕事がツラいから転職したいなら、まずその理由を分解してみることが重要かもしれません。

Career Theoryより引用
自分に起因しているのか、環境に起因しているのか、仕事に起因しているのか。
仕事は好きだけど人間関係が悪いとか、仕事は好きだけど労働時間が長いから歳を取るとキツいとか様々な理由があると思います。
ただ、弊ブログを見て頂いた方の場合、今の仕事になんらかのネックを感じていて、大学職員という異業種に転職しようと考えている方が多いのではないでしょうか。
私の場合、大学職員に転職してこんなメリットがありました。
- 年間休日が140日へとアップ
- 有給休暇取得率が100%へ(=22日)
- ノルマや目標というものが無くなった
- 年功序列なのでどれだけ仕事ができなくても誰でも年収1,000万円に到達する
これだけ聞くと天国みたいな仕事なのですが、ノルマや目標というものが無い年功序列の社会における弊害ももちろんあります。
大学職員あるある。こんなのたくさんいる。
優しかったり生真面目な人はまじで大学職員向いてないからオススメしません。
ご指導()を真面目に聞いてるふりしつつ、ちゃんと心のなかで早く○ねって思える人じゃないとこの閉鎖社会、やってけない。 https://t.co/QnMkNimbw0
— 暇な大学職員@今年93名・累計169名が転職済 (@univadm) November 13, 2020
仕事内容だけでいうと、ノルマや目標が設定されていない点は公務員と同じで、日常的に数字に追われるということはありません。
ただ、その分どちらかというと評価軸が数字でない分、それ以外の部分(なんとなく毎日出勤しているから真面目そう)で評価されるということがあります。
実際、民間企業では発言権がある人=数字のある人である会社も多いですが、大学職員の場合は数字が存在しないのでフラット。
フラットであるが故に、仕事レベルはまちまちななかでそれぞれが発言する為、目標やノルマに向かって進みにくい社会だと言えます。
また、民間企業のように終わり良ければ全て良し的なこともあまりなく、会議で物事を決めていくので、処理する順序やときに合理的でない政治判断も多いというのは公務員的な仕事の特長です。
このブログから344人が大学職員に内定しました
2023年5月までに
大学職員を目指せるエージェントのまとめ
弊ブログからは、2018〜2023年で344名が大学職員へと転職しました。
大学職員の転職は情報戦です。自分の知らないうちに求人が出ていることを避けないといけません。
弊ブログでの実績のある、合格者がみんな使っていたエージェントは2つだけですので、シンプルです。
早めの登録と活用がポイントになります。
大学職員に転職できるエージェント
リクルートと並ぶ実績のあるエージェント
仕事は適当でいい。そう思う大学職員が精神的に安定している理由。
「仕事の成果」=個人の人格となる仕事をしたいと思うかどうか
今の仕事は残業多めだし原稿チェックはハードだけど、会社員ライフにおいて過去最高レベルに平穏な気持ちで働けていて
・体育会系の営業部隊がいる
・数字で詰められる
・人格否定する上司
・マルチタスク
・どどどクライアントワークなど、自分が病む要素を徹底排除して仕事を選んだ甲斐があった。
— 真崎 (@masaki_desuyo_) November 19, 2020
「数字は人格」という言葉は証券会社において、よく言われています。
その「数字」について、就活生だったときの自分が考える重みと、社会人になって実際に数字と向き合ったときの重みは全く違うものでしょう。
転職したい!と思う人の多くは、ノルマがキツすぎるだったり、ノルマにおけるパワハラがひどいなどの理由をお持ちです。
今の仕事が超平穏で、人間関係も悪くなく、ノルマや目標とは無縁の仕事だというひとは大学職員に転職したいとは思わないはずです。
毎日成果に追われ、月初になると数字がリセットされてまた最初から。そんな仕事を残りの人生でしたいかどうか、これが転職を考える上での重要なポイントになるような気がします。
大学職員の場合、ノルマや目標というものを仕事に適用すること自体が不可能なので、仕事の成果を数字で測られることがありません。
なので、過去最高レベルに平穏な気持ちで働くことができる仕事だというのは間違いないです。
逆に、ノルマや目標が無いことにより、大学職員の評価軸は「人の好き嫌い」や「声の大きい人が得をする」という文化になります。
そのため、そのような不条理に怒りを感じるひとは大学職員という仕事は向いていません。
安定した大学であれば、誰でも年収1,000万円に到達するし、仕事のノルマも無いので、最低限適当にこなして働いていきたいという人は、大学職員に向いていると思います。
ノルマや目標がない世界だと仕事は適当でいいと割り切って生きていける
結局、本当に一番タチ悪いのは、仕事やらないおっさんとかじゃなくて、常に「無駄なことを丁寧なこと」と勘違いして仕事を増やすやつだよな。
— A錠@公務員 (@qik_komujyo) September 10, 2019
大学職員というノルマや目標が無い世界に住んでいると、思考は完全に「内向き」になります。
世界に役に立つサービスをローンチさせたいとか、競合他社に勝って自社製品を拡販させたいというような仕事が一切ないので、評価軸は完全に「内向き」です。
また、仕事の進め方も、ノルマや目標というゴールが無く不明確な為、人それぞれ。
○○さんのときはそんなやり方じゃなかったとか、そのような仕事の進め方は前例がないとか、民間企業では聞かないような内向き論理のオンパレードが大学職員です。
これも、ノルマや目標が無いことの弊害なのですが、そのようなことを言う人間をうまくあしらっておけば、年功序列で年収1,000万円、年間休日は有給休暇込で160日みたいな天国が待っているので、我慢です。
「そんなこと無駄じゃないですか?」と真っ向から対立してハレーションを起こすよりは、「はい、そのとおりだと思います」と聞いておいて、実際は適当にやっておくぐらいの仕事スタイルが大学職員には向いています。
気分で物事を判断する人間が非常に多いので、言わせておけば、翌週には違うことに興味が移っている人間がたくさんいます。
ノルマや目標の無い仕事は、仕事の終わりが見えにくく、ゴールへのアプローチの仕方も不明確なので属人的です。
属人的な事務仕事が大学職員の仕事のメインである為、全ての人間の言うことを真面目に聞くひとは潰れてしまいます。
ノルマや目標が無いからこそ、「無駄なことを丁寧」だと思っている人間をうまく排除し、自分の仕事を効率的に終わらせてさっさと休むというスタイルで仕事をする人が大学職員にには向いていると思います。
数字やノルマに追われている仕事から転職したいと思うなら、たしかに大学職員はオススメだなと現役大学職員も感じている次第です。
このブログから344人が大学職員に内定しました
2023年5月までに
大学職員を目指せるエージェントのまとめ
弊ブログからは、2018〜2023年で344名が大学職員へと転職しました。
大学職員の転職は情報戦です。自分の知らないうちに求人が出ていることを避けないといけません。
弊ブログでの実績のある、合格者がみんな使っていたエージェントは2つだけですので、シンプルです。
早めの登録と活用がポイントになります。
大学職員に転職できるエージェント
リクルートと並ぶ実績のあるエージェント