大学職員に転職したい!!
そう思って頂いている人は結構な数いらっしゃると思います。
ありがたいことです。
この閉鎖的な職場に違う背景を持つ人が増えたのなら、
職場がより活性化すると思います。
ただ、転職したい!って思っても最低限の条件は必要ですよね。
"大学のため"・"学生のため"というマインドがあったとしても、
譲れない条件はあるでしょう。
私のその条件第1位は、スバリ"給与"でした。
じゃあ、その"給与"ってなんぼなん?
前回は給与明細の公開でしたが、今回は35歳時点での給与をお伝えします。
"35歳・教授"の場合
まず、大学業界で"35歳・教授"って人がいたらその人は超人です。
一般的に、大学の職位は、
非常勤講師(契約社員)
↓
准教授(正社員)
↓
教授(正社員)
と昇格していきます。
教員には大学院卒じゃないとなれないので、大学院の博士課程を修了すると既に27歳前後。その後、どこかの大学で非常勤講師となり、自分の専門分野に跋扈する猛者たちの競争を勝ち抜き、正社員(准教授)のポストを得、ボスとなる先生に気に入られながら昇格人事(この人を教授にしますよと推薦してもらうこと)を上げてもらい・・・やっと教授になれるのです。
だから、"35歳・教授"って人は超人なのです。
ただ、私が勤務する大学にそんな超人はいません。
最も若い教授で、1977年生まれの38歳の方です。
そんな超人の月給は、
35歳で¥484,000
でした。
"35歳・准教授"の場合
日本はポスドク問題などで、
若手で高学歴なのに非正規(非常勤講師)の教員が大量にいます。
そんな世界で、、"35歳・准教授"になるのもとても大変です。
ただ、私の大学の准教授(任期制でない専任教員)は、
なんと1986年生まれの29歳。超優秀です。
そんな超人候補の月給は、
35歳で¥484,000
で、なんと教授と同じでした。
最終的には教授のほうが上昇カーブがすごいですが。
"35歳・職員"の場合
いままで、教授・准教授と紹介してきました。
それぞれ、難関大学を卒業し、大学院へ進学し、ボスに気に入られて定職を紹介してもらうことのできた、Winnerたちです。
では、職員はどうか?
教員に比べたらなる難易度は全然難しくありません。
しかも、教員の方が大学院生や非常勤講師をしている間にも一定の給与が入ってきます。コスパ良いです。
そんな職員の月給は、
35歳で¥414,000
でした。コレに、6ヶ月のボーナルが加算されますので、
年収 ¥7,452,000 ※残業代別
となります。
悪くないですね。
転職活動はモチベーションを保つのが大変です。
これも一つもモチベーションかと。